先輩の声

私は歯学部に入学した時から口腔外科に憧れていたのですが、具体的なイメージは湧いていませんでした。しかし、5年生の臨床実習で歯科医としての総合力を養うことのできる分野であり、色々な手術手技を経験できる口腔外科のおもしろさに惹かれて診療科を選択しました。

口腔外科では歯科の分野にとどまらず、医科領域の知識が必要なこともあります。学ばなくてはならないことも多く、大変な時もありますが、患者さんが術後に笑顔で退院される時にやりがいを感じます。

上級医の先生が良い意味でとても近い存在で、困ったことをすぐに相談できる良い環境だと思います。私は他大学出身で入局前は不安もありましたが、教授をはじめ先生方が優しく、すぐに医局に溶け込むことができました。アフターコロナとなった今は、仕事終わりに飲みに行くことも増え、みんなで集まってわいわいと親睦を深めています。

まずは、口腔外科学会の認定医の取得を目指しています。将来的に、口腔外科医療の最前線に触れるために留学も視野に入れています。患者さんに信頼される口腔外科医になれるよう、研鑽を積みたいと思います。

私は小学生の頃に矯正歯科治療をうけており、その頃からぼんやりと歯科医師に憧れていました。その後無事に歯科医師になった後は、より専門性の高い分野を学びたいと考え、矯正歯科と口腔外科のどちらに進むか迷っていました。研修医時代に口腔外科で手術見学や介助に入った際、「手術ってすばらしい！やりがいを持って一生の仕事にできそうだ！」と感じ、口腔外科を選択しました。

手術計画をたて、その計画通りに手術が終了し、理想的な結果が得られたときにやりがいを感じます。

教授から大学院生まで、みんなフレンドリーで、とても楽しく過ごせる職場です。症例や研究など気軽に相談できる雰囲気で、快適に仕事ができる環境です。

相川先生がおこなっているような、広島大学でしかできない！くらいの高難度手術にいつか挑みたいと思います。

私は実家のある広島での地域医療に携わりたいと考え、広島大学病院で研修を行いました。歯科医院へ受診される患者さんは基礎疾患を持つ方も多く、全身管理を学ぶ事は今後の歯科医師人生に必要と考え、広島大学病院口腔顎顔面再建外科へ入局を決めました。

大学院の卒業後に結婚し、現在2児の母をしながら診療に携わっています。口腔外科に在籍していると入院症例や急患を担当することもあり、就業時間外の対応が必要になるなど予定通りにいかない事もあります。その分とてもやりがいのある仕事ですが、当初は子育てと両立できるか心配でした。しかし、育児と両立できるような診療体制を作って頂いたことや、先輩だけでなく後輩の心強いサポートもあり、育休明け直後の出勤でも不安なく安心して働くことができました。また、大学病院は敷地内に保育所も併設されているため、職場にいながら近くで子供の成長を見ることができます。

子育てをしている分、勉学に専念する時間は減りましたが、口腔外科専門医を目指し、これからも知識を増やしていきながら技術も磨いていきたいと考えています。